海外ドラマTOP10 これは絶対に見るべきドラマ (2024年4月)

海外ドラマTOP10 これは絶対に見るべきドラマ

 (2024年4月)

新作が次々と出るのでランキングも更新すべきだが、見るのに追いつかない。

ネット配信、というよりも完全にこれまでのTV放送にとって代わってしまったNETFLIX、Amazonなどはその資金力で次々と新作ドラマを制作している。

もともとはコンテンツ提供者であったDisneyにとっては脅威なはずで、それを取り戻そうと必死で新作ドラマを作って自社配信サービスDisney+(ディズニープラス)で提供しているが、元ルーカスフィルムのStarWarsシリーズのドラマで大失敗しており、暗澹たる先行きだ。スターウォーズシリーズでは6月に新作「アコライト」が配信予定だが、ファンで期待している人はもういない。ネットでも「もうやめろ」という声が大勢だ。

「アソーカ」「マンダロリアン」など、スターウォーズシリーズがこれまで育ててきたキャラクターを消耗しきる作品は、Disneyがシリーズを食い物にしている証だ。Disney配下で製作される限りスターウォーズシリーズの復活は期待できない。

一方、王者NETFLIXはアカウントの共有制限をかけることで収益を回復し、以前圧倒的なスピードで新作を制作し続けているが、もともとコンテンツ制作会社ではないため、既に評価が高いプロダクションにお金を払って作ってもらうしかない。こう評価されているプロダクションは製作費も高いので、払っている費用のわりに作品が小粒になってきている。続編的な作品が多いのもそのためだろう。今後、コンテンツ制作の質を維持することがNETFLIXの将来を決めるであろう。

Amazonはネット配信専業ではない。でも、これまでのように本やビデオを販売できない以上、コンテンツ事業で失敗するわけにいかない。Amazonもコンテンツの制作に力を入れているが、これは本末転倒で、NETFLIXと競合するのは得策ではない。FireスティックなどのAmazonデバイスがNETFLIXなどの配信サービスとの親和性が高いのも、Amazon内部でNETFLIXと協調しようとする一派がいることを示している。最終的には、Amazonはネット配信サービスの代理店として機能するようになるだろう。

2024年までの新作では、「セックス・エデュケーション」、「テッド・ラッソ」、「ディプロマット」などが評価が高い

セックス・エデュケーション

セックス・エデュケーション

「セックス・エデュケーション」は主人公はもとより、家族や友達の描き方が秀逸でブレがない。特に、セラピストで奔放な性生活を送る主人公のお母さんと、いじめっ子だが本当はゲイであることを隠しているアダムがいい味を出している。個人的には2023年で一番の作品だと思う。高校生の性教育がテーマだが青春ドラマとして完成していて、大人が見ても面白い。高校生の日常を扱うテーマゆえに、ストーリーの起伏が小さく、予測できるのが残念だ。

 

テッド・ラッソ

テッド・ラッソ

「テッド・ラッソ」はAppleTV配信、スポーツものだが定番の作りで完成度が高い。最終回で感動して泣くほど。

 

ディプロマット

ディプロマット

「ディプロマット」も完成度は高いけど、スパイものらしくしようとして、ドラマ性が低くなっている。リアリティを維持するために劇的なストーリーに出来ないという矛盾を抱えている。リアルなスパイものとしては面白い。主人公の外交官(妻の方)は「ジ・アメリカンズ」でもスパイ役をしていて、本作もぴったり。タイトルも「The Americans」に対して「The Diplomat」と連想するタイトル。

が、どれも小粒でランキングには入らない。なのでランキングは変わらず。

1、ゲーム・オブ・スローンズ(ドラマの記事へのリンク
2、FARGO/ファーゴ(ドラマの記事へのリンク
3、This is Us
4、The Wire
5、ブレイキングバッド
6、ブラック・ミラー
7、ラブ・デス・アンド・ロボット
8、ザ・ソプラノズ
9、セックス・アンド・ザ・シティ(ドラマの記事へのリンク
10、Dr.House(ドラマの記事へのリンク
11、ホームランド
12、ザ・ボーイズ

Amazon Primeはそのうち、全世界の人口半分くらいが会員になるんだろうな。

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