ゲーム・オブ・スローンズ ついに最終回 【ネタバレ有】 鉄の玉座につくのは誰



玉座のデナーリス
玉座のデナーリス




始まったころのスターク兄弟
始まったころのスターク兄弟、本当に子供だった。




終わりを告げるベニオフ達とキャスト
終わりを告げるベニオフ達とキャスト

<ゲーム・オブ・スローンズの記事(あらすじネタバレあり)目次>

PART1 ゲーム・オブ・スローンズというドラマ
PART2 ゲーム・オブ・スローンズの世界 七王国とその他の勢力
PART3 ゲーム・オブ・スローンズの最強の戦士は 登場人物善もん悪もん編
PART4 ゲーム・オブ・スローンズ 登場人物キーキャラクター編
PART5 ゲーム・オブ・スローンズ ついに最終回 鉄の王座につくのは誰
ついにこの日が来てしまいました。


デナーリスが、、

彼女なしにどうやって生きていけばいいのだろう、、

そして、このドラマなしに何を楽しみにすればいいのだろうか。

映画芸術史上、これを超えるような壮大なドラマはもう期待できないのではないだろうか。
同じスタッフがもう一度作っても、同じレベルのものは出来ないのではないだろうか。

2011年からスタートした。

始まった当時、ちょうどスターチャンネルからWOWOWに乗り換えたばかりですぐに見ることは出来なかった。
でも、HBOでドラマ「ローマ」に匹敵する歴史ドラマという噂は聞いていた。

まあ、当時はこのドラマの為だけにスターチャンネルに加入しようとは思わなかったけど、
結局、このドラマの為だけに、他の映画とか関係なしにスターチャンネルに加入することになった。

約9年間にわたる長いシリーズの中、常に最高の品で作品を作り、演じ、私たちを驚かせ、悲しませ、興奮されてくれたドラマでした。

制作者のデイヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス、
作者のジョージ・R・R・マーティン
には最大の敬意を送りたい。
そして、こんな作品を放送したHBOにも。

オンデマンド有料放送がこの作品を生み出す力になったなら、ネット社会もまんざらでもないと思える。


このファイナルシーズンは夜の王との決戦から始まる。

夜の王の軍に殺されたものはすべてゾンビになって夜の王のために戦う。
デナーリスのドラゴンさえ夜の王に殺されて、ナイトウォーカーの軍のために戦う。

その敵を倒す方法はただ一つ、ボスの王を殺すしかない。

ウィンターフェル城に集まったスターク家、デナーリス、北の野人の連合軍は、
火かドラゴングラスでしか殺せない死者の軍団と絶望的な戦いを繰り広げる。

デナーリスを守るためにジョラー・モーモントが死に、
ブラン・スタークを守ると誓ったシオン・グレイジョイも夜の王に殺される。
火の剣を持つベリック・ドンダリオンもアリアを守って死ぬ。
ナイトウォッチはほぼ全滅、デナーリスが連れてきた騎馬軍団ドスラク人もほぼ全滅、
仕舞には城内にも侵入され、味方のドラゴンも負傷し、ジョン・スノウは敵ドラゴンに焼かれそうになる。

夜の王が三つ目の鴉の千里眼の力を持つブラン・スタークを殺そうと迫った時、
ブランを救ったのはアリアだった。

アリアは夜の王に飛び掛かるが、片手で首を掴まれ殺されそうになるが、
短剣で王を刺し殺す。

さすがアリアです。
最初からアリアを送り込めば良かったのではという意見もあるが、
それは言ってはいけません。
みんなの犠牲があってこそ、夜の王は油断したのです。

夜の王が死んだことでナイトウォーカーの軍団は煙となって消える。

まさにこれは最終章のクライマックスでした。

世界征服(自身は解放と呼んでいる)を目指すデナーリス女王にとって、
最後に残った敵はサーセイ女王だけ、

サーセイは金でエッソス大陸の傭兵軍団を雇い、
ユーロン・グレイジョイの軍艦に対ドラゴン用の巨大な弩「スコーピオン」を備え付け、
デナーリス女王の軍を待ち構え、負傷していた1頭のドラゴンをスコーピオンで射殺す。

ほんま、デナーリス油断しすぎ、

この後海戦で大敗して、デナーリスの側近で友人、グレイワームの恋人のミッサンデイが捕虜になり、その後デナーリス達の前で殺される。

これでデナーリスは完全に切れる。
ジョン・スノウが恋人としての関係を断るし、
ジョン・スノウがターガリエン家の嫡出であることもデナーリスを不安がらせ、彼女はそれを振り切るためにキングスランディングをサーセイもろとも全滅させることを誓う。
慈悲でなく恐怖で支配するのだ。

城攻めの決戦では、デナーリスはドラゴンを慎重に使い、
ユーロンの艦隊を太陽を背にして強襲、ドラゴンで焼き尽くし、
城に備え付けられたスコーピオンも真上から強襲して焼き尽くす、

サーセイの女王の手であるクァイバーンが「スコーピオンはすべて破壊されました」としらーっと報告する。
こいつアホかと思ったことでしょう。

デナーリスは、さらに、キングスランディングの城壁を内側から焼き払い崩す。
これでもう勝負は決しました。
何しろ、ドラゴンを止める手段がないので、デナーリスのやりたい放題、
降伏を告げる鐘が鳴らされるが、デナーリスは焼き殺さないと気が済まない。

ラニスターの兵士もろとも街を焼き払い、王城もついに崩壊する。

さすがに観念したサーセイは地下通路から逃げようとする。

ちょうどその時、アリアと一緒に王城に入ったハウンドが立ちはだかり兄マウンテンと最後の勝負。
サーセイの護衛を優先しろと言うクァイバーンを叩き殺し、マウンテンは不死身の力でハウンドをぼこぼこにするが、
最後にハウンドはマウンテンの目を刺して脳天まで貫通させる。
それでもマウンテンは死なないので、ハウンドはマウンテンもろとも焼ける王城の庭に落ちていく。

サーセイは二人の戦いの脇をすり抜けて逃げる。
途中でサーセイを救いに来たジェイミーに出会うが、地下通路は既に崩壊し通れない。
ジェイミーはこの前に船を焼かれて脱出したユーロンと戦って致命傷を負っているので、どっちにしろ死んだだろうけど、
最後に愛するサーセイに出会えて良かった。
ジェイミーは人間が変われるということを体現した勇者でした。
サーセイと共に崩れた天井の下敷きになって死ぬ。

これでデナーリスは戦いに勝利する。

勝利を祝う穢れなき軍団とドスラク人の軍団を前にデナーリスはドスラク語で演説し、
グレイワームを陸軍大臣兼軍司令官に任命し、ウェスタロスの完全制覇の為に戦いを続けると宣言する。
裏切ったティリオンを逮捕する。

鉄の玉座の前で、慈悲を示すようにジョン・スノウはデナーリスに話すが、デナーリスは全土の解放のために自身の正義を貫くと返事する。
二人はキスする。
ずっとジョンが拒絶していたので、これは何かあるなと思ったら、ジョンは剣でデナーリスを刺し、
デナーリスはジョンの腕の中で息絶える。

最後のドランゴンが母(デナーリス)の死を感じて飛んできて、その死を悲しみ周りを焼き払い、鉄の玉座は溶けてなくなる。

デナーリスが死んで何日かした後、サンサ達が生き残った諸侯を集め、ジョン・スノウの解放を要求するが、
穢れなき軍団を率いるグレイワームはデナーリスの敵であるジョンを許せない。

諸侯はここで新たな王を選出する。

その王に選ばれたのは、

ブラン・スタークであった。

ブランはティリオンを王の手に任命し、ジョン・スノウはまたナイトウォッチに任命されて壁に送られることに。

アリアはウェスタロスの西の未開の地への探検に出発し、
サンサは北の女王になる。

凄惨な戦いに巻き込まれ家族のほとんどが死に絶えたスターク家ですが、最後には大陸の全土を支配することになりました。
逆にラニスター家は一族郎党ほとんどが死んで、ティリオンだけが生き残った。
結果だけを見るとラニスター家の方が悲惨でした。

ブラン・スタークを王に選出する際に集まった諸侯が最後の勝者である、
スターク家 サンサ、アリア、ジョン、

新たに諸侯となったリーチのブロン、彼は大陸でもっとも裕福な諸侯になり、財務大臣になる、

グレイジョイ家ヤーラ、

一時期フレイ家の捕虜だったタリー家エドミュア、
騎士となったブライエニーはキングズガードになる、
ひ弱な王子だったアリン家のロバート、
ターリー家のサムウェル、
デナーリスによってドラゴンストーンの城主になったジェンドリー、
諸侯ではないがオブザーバーみたなダヴォスは海軍大臣になる、
ドーンからはトリスタン・マーテルが出ていた、
そして、唯一のラニスター、ティリオン。

新たな王は不自由王ブラン一世と呼ばれる。

穢れなき軍団とドスラク人は女王を失いエッソス大陸に帰る。
穢れなき軍団が向かうのはミッサンディの故郷、ナースだ。

でスターク家の3人がそれぞれ自分の道を歩み始めるところで終幕。

確かにこれしかない結末ではあるが、
デナーリスの死が寂しい。
一番好きな人物だったので、出来れば悪者になったから死ぬのではなく、戦いの中で死んでほしかった。
ドラゴンは彼女の遺体を掴んでどこかに飛んで行った。
ブランなら探せると言っていたが、新たな王国には姿を見せていない。
ジョンを焼き殺すことはなかったけど、デナーリス以外の人間がドラゴンを操ることは出来ないだろう。

デナーリスは英雄のまま死んでも良かったと思うのに、そうしなっかたのは、6話しか制作できなかった制限と、
ジョンかデナーリスかという中で、ジョンがデナーリスと戦争をしても勝てそうにないし、戦いを収めることが出来ない、すなわち、物語が終わらないからだろう。

でも、
それでも、
デナーリスにはもっと別の結末が欲しかった。


鉄の玉座は無くなったけれど、最後に王になるのは、スターク家の不自由なブラン1世、ブランドン・スタークでした。




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