史上最高のドラマ ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)ネタバレあり Part1

史上最高のドラマ ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)



ゲーム・オブ・スローンズ 右は我らが女王デナーリス

<ゲーム・オブ・スローンズの記事(あらすじネタバレあり)目次>

PART1 ゲーム・オブ・スローンズというドラマ
PART2 ゲーム・オブ・スローンズの世界 七王国とその他の勢力
PART3 ゲーム・オブ・スローンズの最強の戦士は 登場人物善もん悪もん編
PART4 ゲーム・オブ・スローンズ 登場人物キーキャラクター編
PART5 ゲーム・オブ・スローンズ ついに最終回 鉄の王座につくのは誰



海外ドラマ好きな仲間で、以前は、海外ドラマで最も面白いドラマは何かと議論すれば様々なドラマが挙げられたが、今は、全く迷うことがない。ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)はこれまで見た海外ドラマで最高のドラマだと断言できる。
壮大な世界観、緊張感あふれるストーリー、緻密に描きあげられたキャラクター、すべての点において、最高得点を与えられる。しかも、このドラマは次シーズン、シーズン8で最終シーズンとなるが、全く息切れせず、手抜きもなく、世界観が崩れることもなく、最高レベルの品質で展開している。

いろいろなジャンルの様々なドラマを好きで見てきた。そもそも、ドラマと映画の区別も意味がないので、すべての映画やドラマを含めての中でも、「ゲーム・オブ・スローンズ」は最高峰に位置する。

私は昔からのトレッキーで「スタートレック」のドラマはセリフを覚えているぐらい好きで、SFのドラマだと無条件に甘い評価で見てしまう。それにBBCの「シャーロック・ホームズ」はジェレミー・ブレッドの作品も、今のカンバーバッチの作品も好きだし、ミステリドラマでは抜きんでている。AMCのウォーキング・オブ・デッドも初めの頃のシーズンはドキドキしながら見ていた。
こんな甲乙つけがたい作品を見比べてみても、「ゲーム・オブ・スローンズ」は一番素晴らしい作品だと断言できます。

HBOという制作局


傑作を連発するHBO、これいいドラマだな→HBO作品だった

ゲーム・オブ・スローンズを放送するHBOは近年、極めて優良な作品を輩出している。「ザ・ワイヤー」、「ソプラノズ」、「ボードウォーク・エンパイア」などの犯罪ドラマ、「バンド・オブ・ブラザーズ」はドラマのレベルを超えた戦争を舞台にした映像作品だし、「セックス・アンド・ザ・シティ」、「ビッグ・リトル・ライズ」は普段は見ないドラマなのに、一見しただけではまった。
そして、HBOでゲーム・オブ・スローンズと同じ制作陣での「ローマ」も無茶苦茶壮大なのにしっかり人間味のある地に足をつけた大作だった。
「これいいドラマだな」と思うと、
「HBO作品だった」
ということが多いのだ。
今は直感的にHBO=素晴らしいドラマという等式が成り立っています。

映画「ロード・オブ・リング」シリーズを超えるドラマ


映画も原作も愛している「ロード・オブ・リング」シリーズはゲーム・オブ・スローンズと同ジャンルの同レベルの作品だ。どちらも素晴らしい、悪い部分が見当たらない作品だが、それでも、どうしても比べるなら、やっぱりゲーム・オブ・スローンズが勝利する。
それは「ロード・オブ・リング」がどうしても全世代配給を考えた映画であるため、悪人を残虐に描けないためだ。敵役のボスが悪辣で賢く冷酷なゲーム・オブ・スローンズでは、善良なヒーローがいつも死の危険にさらされ、世の中の正義と真実は血みどろの努力の上、かろうじてバランスを保っているレベルなので、いつもドキドキしながら見ることになる。
残念ながら、「ロード・オブ・リング」ではリングのもたらす絶対の悪の姿がはっきりしないために戦いが盛り上がり切れない。悪は人間の中に宿ってこそ真の悪として実体化するからだ。よって、ゲーム・オブ・スローンズはロード・オブ・リングの後継者ではあるが、先輩を超える最高のドラマなのです。

※但し、作品の描写は過激な部分もあるので、デッドプールのように子供でも十分楽しめるものの、一部困ってしまうシーンもある。それが嫌な人には進めません。

ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)の概要


広大な世界観の上に展開するドラマなので説明するのは難しい。ジャンルはSF・ファンタジー、しかし時代設定は中世のような世界。魔法やドランゴンが存在するが奇想天外な世界ではなく、普通に人間が主人公で普通の政治劇、恋愛劇、憎しみ復讐、戦争が描かれる。超人的な魔力(不死など)を持つ者もいるけど、彼らが圧倒的な力を持つわけではない。
ウェスタロスという大陸に7つの国がある。ウェスタロスはかつて、ドラゴンを率いた一族ターガリエン家に征服され、7つの国は統一されたのだが、その支配は残虐非道を極めたので、大規模な反乱が起き、7王国のひとつ、バラシオン家が王族をほぼ皆殺しにして王位についた。そのロバート王の反乱の際に反乱に貢献したのが大陸北部を支配するスターク家で、そのスターク家はウェスタロスの北部全域に巡らされた巨大な「ザ・ウォール(壁)」を守る一族でもあった。
ちょうど大陸には長い冬の兆しが訪れていた。壁の北にはホワイトウォーカーと呼ばれる不死の怪物が現れていた。

(Season1~)(ドラマのシーズンは大体の目安)


ロバート王の「王の手」のジョン・アリンが暗殺され、ロバートは旧友のネッド・スタークに「王の手」になってくれるように言う。ネッドはこれが危険な選択だと知りつつ王都へと向かう。

【ネタバレ】
本当は、王の手ジョン・アリンは妻のライサとピーター・ベイリッシュによって暗殺された。ジョフリー王子達がサーセイと双子の弟ジェイミー・ラニスターとの子供だと知ったアリンを抹殺するためである。


王都は陰謀にまみれ、ロバート王が狩りの際の事故で死亡すると、王妃サーセイは新王ジョフリーが不義の子だという事実をつかんだネッド・スタークの反逆をでっち上げ、新王ジョフリーはネッドを娘たちの前で処刑する。

(Season2~)


王の交代を契機に、スタークは復讐を誓い挙兵、ロバート王の弟たちバラシオン家も新王に反旗を翻す。そしてウェスタロスは戦争になる。
スタークの娘、アリアは王都を脱出し、サンサはジョフリー王の許嫁として軟禁される。
初めのうち、戦争は反乱軍に優勢に推移する。しかし、ブラックウォーターの戦いでラニスター家は王都を守り抜き、北部を席巻し王妃の弟ジェイミー・ラニスターを捕らえたスターク軍も、旗手のフレイ家やボルトン家の裏切りによって一族を惨殺され、ウィンターフェルは落城する。
一方、対岸の大陸エッソスではターガリエンの生き残りデナーリス・ターガリエンが騎馬民族ドラスク人の族長ドロゴと結婚し子供を宿すが、魔女の呪いで殺されてしまう。そして、ドロゴも戦傷が悪化して死んでしまい、デナーリスは火葬の火の中にドラゴンの卵とともに入って、炎から孵ったドラゴンとともに生還する。名実ともに女王になるのだ。彼女は宦官傭兵軍団「穢れなき軍団」も配下に加え、エッソス大陸全域を征服する。
スタークの落とし子ジョン・スノウは壁を守るナイト・ウォッチになり、野人との戦いの中で、本当の脅威であるナイト・ウォーカーの事を知る。

【ネタバレ】
ジョン・スノウは、本当は、狂王エイリスの息子レイガー・ターガリエンとネッド・スタークの妹で元ロバート王の許嫁であったリアナ・スタークの子供である。ネッドは妹の死に際の頼みに従い、自分の私生児として育てたのだ。


(Season3~)


サンサはティリオン・ラニスターと結婚させられるが、ティリオンは彼女に手を出さずサンサは処女のまま、権謀家ピーター・ベイリッシュの助けで王都を脱出しアリン家へ逃亡する。
サーセイはジョフリーを強力な同盟国のタイレル家のマージョリーと結婚させようとするが、婚儀の席でジョフリーは毒殺される。

【ネタバレ】
本当は、マージョリーの祖母、オレナ・レッドワインがジョフリーを毒殺した。ジョフリー王が残虐な性格だと知って、マージョリーの結婚相手にしたくなかった為だ。


(Season4~)


主の居なくなったウィンターフェルは最初シオン・グレイジョイに奪われ、後にボルトン家のラムジーに支配される。ラムジーはシオンを奴隷にして虐待し、北部の王を自認する。
家族がどんどん死んでいっているジョン・スノウは野人の一族に潜入し、壁の北の王マンス・レイダーに会う。マンス・レイダーは、ホワイトウォーカーの異形の者達の襲撃を逃れるために、野人を率いて壁を越えようとしている。フン族に追われたゲルマン民族のようだ。
その後ジョンは壁に戻るが、野人にも同情しつつ、壁を守るように警告する。
逆に、ジョンの弟、ブラン・スタークは夢のお告げに従い、壁を越えて北へ向かう。ジョンとは行き違いになるのだ。やがて、ブランは予言と遠目の能力を持つ「三つ目の鴉」になる。

(Season5~)


ジョフリー殺しで罪を問われたティリオンは父親タイウィン・ラニスターをトイレ中に弓で殺害し逃亡する。ラニスター家の家長で王国第一の権力者は、息子ティリオンの愛人を奪いトイレで死ぬという恥ずかしい結末を迎えるのだ。
ジョフリー死後、弟王子のトメンと結婚したマージョリー王妃は、王となったトメンを篭絡し太后サーセイと対立させるようになった。サーセイはマージョリーの力をそぐために原理主義的な〈七神正教〉に武装させるが、狂信的な集団は暴走し、サーセイを近親相姦の罪で逮捕する。あげく、裸で聖堂から王城まで行進させられる。サーセイは復讐を誓う。
デナーリスはエッソスの支配を図るもレジスタンス「ハーピーの息子たちに」に襲われる。ドラゴンに救われる。ドラゴンはどんどん大きくなり、デナーリスの強力な戦力になっている。
ピーター・ベイリッシュはサンサを連れてウィンターフェルへ向かい、ウィンターフェルを占拠しているボルトンのラムジーとサンサを結婚させる。サンサは奴隷化しているシオンに助け出されるまで、ラムジーの元で虐待され監禁される。スタニス軍はホワイトウォーカーに追い詰められ、死にかけのジョン・スノウの偵察隊を間一髪で助ける。この後、スタニスはラムジーを攻めるが敗北する。この敗戦の際にスタニスは自分の娘をメリサンドルの儀式の生贄にして焼き殺す。
ジョン・スノウはモーモント総帥が反乱者に殺されると、その仇討ちを行い、後継の総帥に選ばれるも、ナイト・ウォッチの内部の不満分子に刺されて死亡。
えっ?死亡?
主人公格のジョンが死ぬ?!と驚いていたら、スタニス・バラシオンに仕えるル=ロールの女祭司メリサンドルの魔術で蘇る。って。ええ、無茶苦茶な話になってきたな。
ル・ロールの司祭などエッソス大陸の魔術師は、カール・ドロゴの時もそうだったが、蘇り系の魔術を使うことが多い。
よく考えると、ホワイトウォーカーも死者をゾンビにして軍団を率いている。ゲーム・オブ・スローンズの世界では、案外に当たり前なことなのかもしれない。

(Season6~)


サーセイは七神正教のハイスパローやマージョリー達もろとも首都の大聖堂を「火素」ワイルドファイヤーで爆破する。トメン王はこれを見て、母親が自分の妻を殺したと知り、窓から飛び降りて自殺する。子供をすべて失ったサーセイは自ら戴冠し女王になる。
蘇ったジョン・スノウは壁でラムジーの元から逃れたサンサと再会し、ウィンターフェル奪還のために野人の軍を率いてラムジーと戦う。ラムジーはスターク家の末息子リコンをジョン・スノウの目の前で殺害し、逆上したジョンの軍は苦戦する。そこへ、サンサが助けを求めたピーター・ベイリッシュ率いる谷間の騎士(アリン軍)が加勢に入って、勝利しウィンターフェルはようやくスターク家の支配に戻る。
デナーリスはミーリーンを守り抜きエッソス大陸を支配し、ヤーラ・グレイジョイの艦隊を使って軍をウェスタロスへ侵攻させる。
アリアも同じころに顔のないものの暗殺術を身に着け、復讐を果たすためにウェスタロス大陸へ戻り、まずはウォルダー・フレイとその一族を皆殺しにする。

(Season7~)


デナーリスはついにウェスタロス(ドラゴンストーン城)に上陸する。女王の手になっているティリオンらの助言に従い諸名家と同盟軍を編成し、陸からデナーリスが、海上からヤーラとマーテル家の軍がキングスランディングへ攻めるが、ヤーラの艦隊は同じグレイジョイのユーロン艦隊によって壊滅される。ヤーラたちは捕虜になる。
ラニスター軍を率いるジェイミー・ラニスターは主城キャスタリーロックを放棄するという奇策でグレイ・ワームの「穢れなく軍団」をやり過ごし、逆にデナーリスの最強の同盟者であるタイレル家を攻めてハイガーデン城を攻め落とす。
デナーリスは、極力戦争による被害を少なくしようとするティリオンの作戦に見切りをつけ、タイレル家から帰還するラニスター家の軍をドラゴンの恐るべき力で壊滅させる。ジェイミー・ラニスターは危うく焼き殺されそうになるところをブロンに助けられる。
ジョン・スノウはデナーリスにホワイトウォーカーとの戦いへの助けを求め、証拠のゾンビを捕らえようと壁の北へ向かうが、ホワイトウォーカーたちに包囲され絶体絶命のところをドラゴンに乗って助けに来てくれたデナーリスに救われる。ジョン・スノウはいつも女性に助けられる。(イグリット、サンサ、デナーリス)
ジョン・スノウを助ける際にドラゴンがホワイトウォーカーの槍で殺され、ゾンビになったドラゴンは死者の軍団のために壁を破壊し、ホワイトウォーカーは壁を越え南へ進軍する。
サーセイは証拠のゾンビを前にジョン・スノウやデナーリスと偽りの休戦条約を結ぶが、サーセイは約束を守る気がない。ジェイミー・ラニスターはサーセイが利己的なのを嫌ってサーセイの元を去る。
アリアとブランがウィンターフェルへ戻り、サンサはピーター・ベイリッシュを裏切りの罪でアリアに処刑させる。
デナーリスとジョンが北へと向かう船中で結ばれる。

【ネタバレ】
この時にはブランはジョンがレイガー・ターガリエン(デナーリスの兄)の息子だと知っている。つまり、デナーリスとジョンは叔母と甥っ子の関係である。


(Season8~)


最終シーズンは来年放送予定



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