米国の文化力 映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

‘原題「Extremely Loud & Incredibly Close」
9・11のテロを扱った作品。テロで父親を失った少年の話。

少年は自閉症スペクトラム障害として描かれている。映画はいきなりテロの当日で始まる。

主人公の少年役はトーマス・ホーン、父親役はトム・ハンクス。
映画のほとんどは少年が演じている。

少年オスカー・シェルは、ある日死んだ父親の部屋で、花瓶の中から、「ブラック」さんというメモと一緒に、謎めいた鍵を見つける。
何を開ける鍵なのか?「ブラック」とは誰なのか?を探す冒険(少年にとって)に出る。

この道中で彼は自分の祖父に出会い、沢山の人と出会いながら、自らの傷ついた心を見つめて行く。


子供ものには一際弱いので特別感動した。泣いた。
トーマス・ホーンの演技力に心打たれた。


9・11のテロにより米国は戦争を始めた。巨大な軍事力で暴力によって復讐を果たそうとして、今、その報いを受けている。

しかし、一方でこの様なドラマを描き、人々を共感させる。

米国にあって、イスラム世界に無いもの、それが文化の力である。
宗教の束縛により内に籠り世界を共感させることが出来ない。
かつて世界をけん引する文化文明、知識と理性を誇った国々が石油という化石時代の遺産に押しつぶされているのだ。

米国の戦争は間違っていて、その負債は大きいが、一方で彼らは文化力によって世界を共感させている。
この力があるかぎり、米国は世界のリーダー足り得るだろう。






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