シャットダウンさせたPCが勝手に起動する問題(Wake on LAN不具合)
‘類似の症例として、
○スリープした後、復帰できない。キーボードでは起動しないし、起動ボタンを押しても起動しない。
○スリープさせたPCが勝手に起動する。キーボードやマウスを触っていなくても起動する。
これらは、大抵、元の電源を切るか、コンセントを抜いてから戻せば直るのだが、シャットダウンさせたPCが勝手に起動する場合、シャットダウン後いちいち元電源を切っておくのはあまりに面倒である。
最初は、
タスクのログを調べてGoogle ChromeのUpdateかと思ったが、根本原因ではなかった。
アプリケーションのタスクの問題でなく、
OSの電源管理の問題だった。
マイクロソフトテックネットのWakeOnLanの説明
ネットワーク電源管理不具合の解決法
Windows7からネットワークからの電源管理、簡単に言うと、ネットワークの利用がないときにネットワークアダプタもスリープさせたり、スリープしているPCにネットワークからアクセスした場合にスリープから復帰させたりする機能が実装されている。
「Wake on LAN」などと言われる機能で、電源管理なのだが、コントロールパネルの[ネットワークと共有センター]から設定する。
【設定方法】
1.[ネットワークと共有センター] を開きます ([スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「ネットワークと共有」と入力して、Enter キーを押します)。
2.ナビゲーション ウィンドウの左上にある [アダプターの設定の変更] リンクをクリックします。
3.電源管理のサポートを有効または無効にするネットワーク接続を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
4.[構成] をクリックします。
5.[電源の管理] タブで、[電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする] チェック ボックスをオンまたはオフにします。
●オンにした場合、ネットワーク アダプターの電源管理が有効になります。
●オフにした場合、ネットワーク アダプターの電源管理が無効になります。
6.すべてのスリープ解除方法に対して Wake on LAN を有効にするか、または Magic Packet WoL のみを有効にします。
●すべての方法に対して Wake on LAN を有効にするには、[このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする] チェック ボックスをオンにします。
●Magic Packet でのみ Wake on LAN を有効にするには、[このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする] チェック ボックスをオンにし、[Magic Packet でのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする] チェック ボックスをオンにします。
しかし、スリープしたWindows7 Pro搭載デスクトップにネットワークからアクセスして共有ファイルが覗けたりした経験がないので、実質使えない機能なのだろう。
逆に、Windows Serverではスリープしているときにも必ずアクセスできるので、こちらでは問題なく動作していると思われる。
【不具合の解決法】
上にある[ネットワークと共有センター]から使っているアダプターの構成で[電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする] チェック ボックスをオフにする。
これでWake on LANの機能は停止し、ちゃんと電源は切れるはずである。
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