【名酒評価 主観的なお酒の感想】ボウモア(BOWMORE) 例えば12年
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ボウモア(BOWMORE) 12年
ボウモア(BOWMORE) 12年
日本での晩酌に最適なシングルモルト ボウモア(BOWMORE)12年 その他いろいろな時期のもの
私はどんなお酒も嗜んできたので、それぞれに美味さがあることは良く知っている。
しかし、
あくまで個人的な感想と断った上で、
スコッチこそが蒸留酒の王様と言いたい。
その多様性、品質のレベル、背景にある文化と歴史。
そして、現代での発展のさまから見てもスコッチは抜きん出ている。
(もちろん、醸造酒ではワインこそが王様だろう。これも独断だが。)
そのスコッチの中でも、シングルモルトの多様性、それぞれの個性はすさまじく、
こんなにも両極端なお酒が、同じ小麦から作られるとは信じられないくらいだ。
まあ、スコッチ賛美の感想はさておき、現在、スコッチで一番のお気に入りが「ボウモア」である。
スコッチのなかでアイラモルトに分類されるこのスコッチは、癖のあるアイラモルトの中でも、初心者向けと言われるモルトである。
私の行きつけのバー「Goodday」のオーナーによると、スコッチ飲みの変遷は最初、スペサイドの上品なモルトから出発し、
次第に、アイラの強烈さを求めるようになり、また、歳をとってからスペサイドに戻ると言っていた。
長年、飲み助たちの行動を見てきたマスターの言葉にはいちいちうなずいてしまう。
私も、老年の父が飲んでいた、あの三角のビンのグレンフィディックこそがスコッチと思って飲んでいた。
そのうち、周りの飲み助、バーの店長、そして、沢山の小説や映画から影響を受けて、マッカランやラフロイグ、年代もののベルやスプリングバンク、はてはブッシュミルズやバーボンをあれこれ飲んだ。
やがて、結婚して、子供が出来ると、酒の飲み方も変わり、自分の飲み方でお酒を選ぶようになった。
自然と、ボウモアとグレンフィディックばかりを飲むようになった。
「グレンフィディック」の話はこちら
ふたつのうちどちらかを選ぶなら、ボウモアである。
アイラモルトらしい潮くささがあるが、ラフロイグ程ではなく、ストレート、ロック、水割り、炭酸割りどんな飲み方でも味わいがあり、
色んな料理と合うので、夕食での晩酌にはうってつけである。
人にはそれぞれの酒の飲み方があると思うが、私のような、家族と晩酌型の飲み方にはボウモアが一番いい。
12年ものはオフィシャルのポピュラーなボトルだが、ストレートでもシングルモルトの味わいが十分に楽しめる。
しっかりとした個性があるのに、飲んでいる最中は邪魔しない。他との見比べるとはっきりとボウモアらしさがあるのに不思議だ。
私はロックで少し加水する。こうすると洋食にも和食にも合い、食事中にゆっくりと飲める。いかにも日本人の味わい方だが、
日本人が料理のまずいイギリス人の飲み方をまねする必要はないと思うのだ。
(もちろん、美味い魚が手に入ったときの刺身などには日本酒を合わせるが。。)
これまでスコッチを飲んだことの無い人やまだ、これと言ったものに出会っていなければ、一度、ボウモアを飲むことをお勧めします。
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ここに入荷があればもっと安い。
山崎酒店(Goodday)
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