【東北震災・福島原発事故】臨界でなくとも危ない


臨界とは、
簡単に言うと、核分裂反応が連続して起り続けること。

普通、原子炉でのウラン燃料は、核反応に使えるウラン235の濃縮度は高くて5%程度なので、中々臨界には達しません。


しかし、ここで注意しないといけないのは、臨界に達していなくとも核分裂反応は起こっているということです。


そもそも、ウラン235やプルトニウム239などは不安定な物質なので、勝手に核分裂反応を起こします。

それによって、さらなる核分裂物質が作られます。
それらも一定の割合で核分裂反応を起し、放射線を放出します。


だから、臨界でなくとも、放射性物質の毒性は変わらないわけで、
乱暴な言い方をすれば、
爆発的に一気に放出されるか、じわじわ出るかの差で、止めることができなければ最終的に出る汚染物質の量は変わらないのである。


現場での作業においては、臨界であることはとてつもなく危険であるが、

既に何十キロも離れたところでは、臨界を起こしたからと言って、原子炉からの直接の放射線が到達するわけではありません。
周辺の被害では放射性物質、即ち「死の灰」が問題なので


臨界になると、もう手の打ちようがないので、当然防がなければなりませんが、
臨界になっていなくても、放射性物質のダダ漏れを防げない状況では、「それで良い」状況ではないのです。


私は、原発に反対はしていませんが、
現時点で、核分裂による核エネルギーの商用利用は無理だと思っています。


それに、皆が言うほど、エコエネルギーでもないし、コストも非常に高価で、採算があうものではないと思う。

国としての原子力を進める意図には国家覇権的な考えもあるだろうし、電力会社には国策に沿うことで得る利益もあるだろう。
資源の多角化も重要であろう。

しかし、それらを考慮しても、日本にこれほどの商用原子炉は必要ない。

資源戦略において国家利益の確保を行うなら、同じ原子力でも潜水艦を作った方が良い。
(資源シーレーン全体での行動ができるので、戦略的影響力が大きい)

原子力潜水艦でも、事故が起こって汚染される可能性はあるが、小さくて、移動させることができるからまだましかも知れない。


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