仕事をしなくても生きられる社会 本当に効率的な社会システムとは

‘私、SFドラマのスタートレック(かつての宇宙大作戦)というのが昔から好きです。

と、言うより、昔好きだったので今も好きです。


このドラマ、全世界的に固定のファンが何百万人もいて根強い人気を保っていて、オリジナルのドラマから都合4シリーズもの続編(各100話以上)と10作以上の映画が制作されています。

もちろん、現在も再放送が行われています。


このドラマはシリーズによって多少の時代背景は違いますが、今から数世紀のちの地球を中心とした宇宙の冒険談をメインにしており、ワープ航法(光速を超える速度での宇宙航行)、転送(物体を瞬間移動させる)などの科学技術が共通の背景世界を形作っています。


そして、理想的に描かれた未来では、人類は反物質を利用したエネルギーを手に入れているので、エネルギー問題、人口問題、食糧問題、環境問題は根本的に解決され、社会は通貨を持たない完全平等の脱貧困社会を実現しています。

宇宙の多種族とは戦争しているのですが、地球人や銀河の既知の宇宙人とはほとんど争いも無く暮らしている。


そして、この未来の理想社会を生きる登場人物がたまにタイムスリップで過去に来ることがあるが、過去(私たちの現在)を見て一様に戦争や貧困が存在し、お金を大事にする姿に驚く。


科学技術の上で言えば、人類は核エネルギーを手に入れた時点で、全人類を貧困なく養い、自然環境を収奪せずに生活する能力をも持っている。

もちろん現在の核エネルギーは「核分裂」によるもので、完全に安全とは言えないが、その危険性による人々への悪影響と、貧困や不平等が生み出す暴力と比べると、多少放射能の危険があっても問題ないだろう。


しかし、実際に、一番問題なのは、現在の人類が平等にすることが出来ないことなのだ。


日本と言う国の中ですら、有り余る富に恵まれたものと餓死寸前にまで追い込まれるものが共存している。世界全体ではもっと極端なことになっている。
なぜこんな姿になっているのだろうか?


情報システムを開発するとき、その目的の最たるものは、既存資源の最効率での活用である。

情報システムそのものは電気を食うだけで何も生み出さない。PCやシステムを使って創造的な作品を作ることは出来るが、それは使っている人間が作っているのであって、情報システムは創造しない。
それでも、このシステムが必要なのは、物や人やエネルギーなどの資源を効率的に不足無く分配するためで、それに日夜努力してやっとトヨタは世界一の企業になれたのだ。数万個の部品からなる車を何百万台も製造しつつ在庫を持たないのは効率的なシステムのおかげなのだ。
当然、そのシステムには相当のコストがかかっていて、トヨタなどの大企業だと通算何千億ものお金を掛けていることだろう。


と、この効率的な分配、これは平等な分配と同じことであるが、これが全体の効率化のために必要と分かっていながらなぜ社会はこれを目指さないのか?
端的に言えば、税金の累進税率を99%ぐらいにまでして、全国民がほとんど所得が変わらないようにすればいいのである。

現在の日本の生産性であれば、国民の半数が全く労働しなくても、後の半分の人の働きで食っていけるのだ。

・・・

さあ、この意見に腹を立てる人は多いだろう、何で人のために働かないといけないのだと。


しかし、老人介護や障害者福祉の現状はどうだろう?そしてホームレス救済・失業者救済の各種の方策はどうだろう。みんな多少の差はあっても納得しているのではないだろうか。
障害者や被介護の病気の人は経済的にはほとんど生産しない。そんな彼らに汗水たらして働いた私たちが作ったものを分け与えているのである。

福祉や税制には複雑な仕組みがあるが、システム屋が再構築するなら、単純に収入が平等になる税制と配分を考えると思う。一種の共産主義であるが、今の情報技術があればある程度まで可能なのだ。


まあ、今は説明を繰り返しても「夢物語」と言われるが、それが夢に終わるのは、人々の意識の後進性ゆえではないか。

これまで人類は科学技術を進歩させることに躍起になってきたが、そろそろ意識そのものを進化させるべき時がきていると思う。

環境問題や貧困・戦争、資源・食料などの問題は意識の改革だけで答えは簡単に見つかる気がするのだがどうでしょうか?


私自身、前年度までやたらと仕事をしてそれなりに収入も多かったが、その分税金もたっぷり払っていた。
そして、今年は家族との時間を増やし仕事は半分以下にしたが、収入が減って大変という感じは少しもない。

幸せという基準で計れば今の方が良いかも知れない。


収入が減って少しだけ不安なのは子供の将来のことだけである。

もし、社会が全ての人に人間的な生活を約束する、憲法にあるとおりのことを守ってくれるなら、私は不安なく子供たちと遊ぶ時間を作ってやれるのだが。’

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