モデルアートまで中国海軍の特集

‘まったくもって、どこもかしこも中国、

しかもその軍事力を喧伝している。

軍事力の異様な強大さで比較すればアメリカ合衆国の比ではないのに、そこまで脅威に思う必要があるだろうか?
ちなみにアメリカ合衆国は政府予算の半分以上を軍事費に費やしている。

例えば、原子力空母1隻の建造・維持運用などにかかるお金は年間4兆円以上、
これを12隻(現在は11隻)有するアメリカ合衆国は48兆円を空母戦力に使用している。
これだけで日本の社会保障費の2倍である。

人口が日本の2倍のアメリカ合衆国で日本と同程度の福祉保障を実現するのに空母の運用を止めれば良いのだ。
空母運用を辞めても、核戦力や宇宙での衛星、ステルス機、原潜は維持できるのだから、空母辞める=アメリカの軍事支配の終わりではないと思うのだが、、。

しかも、米軍の強襲揚陸艦ワスプ級は他国の空母より大きく、VSTOL機に限定されるものの航空機運用能力も高い。
これを9隻運用しているが、これだけで世界のどの国の空母戦力をも上回る。


一方中国は、
そろそろ15億になる人口と世界有数の二つの大河水系を持ち、国土のほぼ全体が温帯に属する国、

同じような国土条件のアメリカ合衆国の5倍の人口があるのだから、順当に考えれば世界で一番の大国になっておかしくない。
いや、これまでのほとんどの人類史上では、ずっと世界一の大国だったのだ。


近代に入って、欧米諸国が世界を支配できるようになったのは、その近代精神と技術革新であろう。

近代精神は定義しにくいが、
プロテスタンティズムに代表されるような、個人主義・合理主義を基本として、社会システムはそれと整合させる必要があると考えるような思想。

だとすれば、今、中国とインドに無いのは近代的な精神性である。

国の最高権力者が国民の意思に関係なく決まる中国。
カースト制度という差別を根絶できないインド。

どちらも重病である。


両国がそれを解決して乗り越えた世界こそが本当の未来だろう。

中国とインドが世界の大国になるには、自ずと自国の改革が必要になる。
だから、両国の成長を脅威と見る必要はないのだ。



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