GLOBALの包丁の性能と研ぎ方
‘オールステンレスの一体加工の包丁はGLOBAL以外にもあるのですが、
バランスの良さは長年の経験のおかげだろう。
GLOBALの家庭用包丁は鋼材は柔らかめ、
だから最初の切れ味は素晴らしい、
刃の角度も浅めなので切れがするどい。
しかし、刃の部分と柄の部分が一体という事は、
両方の鋼材も基本的には同じだという事。
つまり、刃の要求性能のためだけに、刃を固く耐久性もありしなやかにするのは難しい。
ヘンケルスなどの包丁と比べるとすぐに分かりますが、刃はやわらかくたわみやすい。
菜切りなどでは、トマトやキャベツは切りやすいが、ニンジンやカボチャをザクッと切り分けるには厚みのある固い包丁の方が適している。
かといって、グローバルが悪くない。
なぜならメンテナンス性が抜群。
和包丁のように柄がゆるんだりしないし、黴菌が入り込む場所もない。
何となれば丸ごと煮沸消毒もできる。
また、切れ味はやわらかいので落ちやすいが、
逆にやわらかいので研ぎやすい。
少し特徴があるので研ぎ方のコツを言うと、
1.普通の包丁よりは浅い角度で研ぐ。普通の3分の2くらい。
2.鋼材がやわらかいので力を入れて研がなくてもよい、包丁と手の重みで研ぐ感じ。
3.同じくやわらかいので、研ぐと返りが出来やすいので、最後に、包丁を少し立て気味で砥石の上で刃部分をなぞる。
出刃はGLOBALにとっては最も難しい包丁ですが、柄に魚の血が入り込まないのでGOOD
‘