【しろポンのとっておきのお店】大阪 淀屋橋 「日本料理と地酒 華喜-はなき-」 とっても親切で美味い
‘「華喜」を「はなき」と読みます。
淀屋橋という場所、落ち着いた個室、1万円切りで美味しい料理、何百種ものお酒、そしてなによりも親切です。
これまた本当にお気に入りの店です。
普通にお腹を満たすにはお値段が高めかもしれないが、料亭の堅苦しさは嫌だけど、一流のお酒を美味しい料理で落ち着いて飲みたいときには、これくらいの値段がちょうどいい。
余りに安いと客がごちゃごちゃするから嫌なんです。
ここも、最初は家族で行った。
ほとんどの場合、電話での対応で店の本気度が分かるが、ここも例外でなく、徹底した教育での電話対応だった。
そして、電話越しでの感触に違うことなく、高級料亭並みのサービスだった。
金曜日の夜という時間で、個室が沢山なのに、呼べばすぐにお店の方が来てくれるのだ。
料理はほぼお任せ。
最初の電話でも、一品ごとのメニューは無いんですとのことだったが、和食の基本は「季節」に合わせる事なので、値段(一人7000円)だけ言って全てお任せでお願いした。
(その辺は適当で良かったのだが、後でお店の方より、「ご希望のお値段でお料理が用意できます」とわざわざ板場に確認して返事の電話をくれたのだ。本気度が分かる。)
お願いした個室は、「テーブル席」、靴を脱いであがる部屋で、4人(半分は子供)には十分に広かった。
テーブルと言っても和室に置く背の低いテーブルで、椅子も少し低めの回転座椅子のような感じでとっても快適だった。
こども用の椅子の用意はないが、4才2才の子供の背でもあまり問題はなかったが、毛布も用意してくれ、下手に掘りごたつになっている部屋より良かったかもしれない。
料理は、
最初に突き出しのような感じで、春野菜ものと汁ものなどが出た。和食の王道コースである。
蕗やわらびなどの季節ものをしっかりあく抜きしつつも煮込みすぎない素材の旨みたっぷりの味付けで美味かった。
魚はメバルが出たが今の季節の魚ではなかなかの選択である。煮物・焼き物それぞれ十分な味だった。
魚のメインのあとに和牛ステーキもあり、フルコースの構成だった。
最後の食事には、季節がら竹の子ご飯が出た。
子供用のメニューは無いのだが、子供たちは親の料理を横から次々奪っていった。
お刺身も楽しみにのこしていたら、「それイカ?」などと物欲しそうにして最後には根負けしてやってしまった。
とにかく、大人と同じものが好きなグルメ幼児なのだ。
この調子では大人の食べるものがなくなるので、お店に頼んでご飯だけ用意してもらった。
メニューには無いが、直ぐに対応してくれた。
お酒はもちろん日本酒をお願いする。
静岡の「磯自慢」山田錦
香川の「凱陣」山田錦と五百万石
山形の「十四代」
などをお願いしたが、
最初の注文のときから、板場の人が何本かの日本酒を手に、「どれを飲まれます?」と米品種や吟醸違いのものをいろいろ説明しながらお勧めしてくれた。
しかも、「いろいろお飲みになるならひとつづつは少なめにしましょうか」と特別に日本酒デキャンティング用のグラスを持ってきてくれた。
このあたりの融通の利き方が最高であった。
あげく、子供たちには「お店からのサービスです」とジュースを出してくれ、
最後には特別のデザートを出してくれた。
そして私にも、特別に残っていたにごりの日本酒を出してくれた。
これが、初めてのときであったが、自分には最高に肌の合うお店であることは間違いない。
当然、これからもお世話になるのでよろしくです。
日本料理と地酒 華喜-はなき- ‘