都島こども園 こどもが本当に楽しんでる保育園

‘自閉症の息子が大好きな保育園。発達障害のある子供のための施設だが、こどもと親にとって本当に大事なことを教えてくれる。


ネットにはほとんどここの感想が出ていないので書くことにした。
もちろん、私の子供が通っているから良く知っているのだ。

うちの子供は自閉症で普通の幼稚園や保育園はちょっと難しいのではと言われた。
もちろん、私にとっては可愛い優秀な奴なのだが、普通の保育士さんや園児には理解できないことがあるらしい。

それで、どこかいいところはないかと区役所で相談すると、中央児童相談所で発達検査の上、療育手帳を発効して貰うと入れる特別な保育園があることを教えてもらった。では、早速そのように取り計らって下さいと頼むと、検査の予約日が数ヶ月先だったり、今年度は絶望的だったり、キャンセル待ちをお願いして急遽明日検査できますとなったり大変だったが、何とか3月までに療育手帳がもらえた、等級はB2。何とか受給者証を発効してもらい、保育園の入園を申し込んだ。

調べると直ぐに分かるが、発達に障害を持った子供の数に対して、こういった関連の施設はとても少ない。自閉症などの障害の診断をしてもらうのさえ何ヶ月も前から予約してもらわないといけない。障害を持つ子供にはこの発達途上の時期に行う教育が大切なのにだ!!

そんな訳で、入園を申し込んでも入れるか分からないのだが、たまたま同姓のベテラン保育士さんとの面接などを経て何とか入園が許可された。2月から動き出したにしては本当にラッキーだった。


自閉症児は新しい環境になじむのに時間がかかる、そして、コミュニケーションが独特である。もちろん親は子供の微妙な好みや反応を知っているので、言葉がなくとも通じ合える。さて、こども園はどうだろうか?
30分ほどバスに乗ってつくと最初にプレイルーム。トランポリンや大きなクッションや滑り台のある室内の遊戯室。部屋ごとにすることが分かれ理解しやすい。十分な広さと、先生たち。保育士さんの密度がすごい。だいたい園児4人に1人の割りになっているらしい。こどもにとっては好きな先生を選ぶ自由があるのだ。もちろん息子にもお気に入りの先生がいて、私はその先生の名前を息子から教えてもらった。

毎日の行事や行動は普通の保育園に似ている。ただ、毎日何をして遊ぶか詳細に予定されている。だから、親は子供に準備させることもできる。

園にいるこどもの障害の程度は様々である。先生は彼らの好みや限界を読み取り、それぞれ全く別々にコミュニケーションを図ってくれる。ある子には言葉を繰り返し、ある子には写真のカードを見せ、手のサイン、音楽、ありとあらえる手段でコミュニケーションをとろうと努力する。
もちろん親にとっては毎日自然にしていることなので、もどかしく思うこともあるが、1対多の関係でそれをするのはプロの仕事である。私はその保育士さんたちの姿を見てこのこども園ならうちの息子も大丈夫だなと感じた。


息子は呼吸器が弱いので良く風邪を引いて保育園を休むことがあるが、休みが2・3日続くと、熱でぐったりしていても、こども園での朝の行事の真似事を弟とやっている。朝の挨拶やエビカニクス体操やリトミックの演奏などを弟を園児役にしたて遊ぶのだ。

その姿を先生に見てもらいたいものだ。

都島こども園のHP

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