続き1

‘ 夢は、浅い眠りのときに見ますが、このときには、目や耳などからの感覚器からはかなりの情報が脳に流れ込んでいて、ある程度の分析も行っています。睡眠に関する良くある実験で、眠っているときにメトロノームのような一定の物音を聞かせて眠らせ、睡眠が浅いときにその音を止めると、急に物音を立てるのと同なじ様に脳が反応することが分かります。これは、眠っている最中も、脳が、一定の物音を「安全」と判断し、急な変化を「危険」と判断しているということです。
 しかし、やたらに警戒して、脳を動かせば睡眠の意味がないので、不要な部分、記憶域などは浅い眠りの最中でも休んでいます。睡眠中何度も見ているはずの夢のなかで、目覚める直前の夢しか覚えていないのはそのためです。犬や猫がいれば彼らも夢を見ていることを知っていると思います。家で飼っていた犬も、泣きながら走っているような夢を見ていましたが、彼らが怖い夢を見たからといって、次の日に夢で見たもの怖がったりはしないのです。もし、夏目漱石のように夢日記をつけたいのであれば、夢を見て、目覚めてすぐにそれを思い返す作業が必要です。
(さらに続く、、)’

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