【子供用品の評価・感想】3輪ストローラーPhil&Teds(フィル・アンド・テッズ)SportsとVibe、エアバギーとの比較 その3

‘おいおいPhil&Teds大丈夫かよ、Phil&Teds。
Phil&Teds Vibeの新しい不具合報告があった。

Phil&Teds Vibeは縦に兄弟を乗せることの出来るニュージーランド発のベビーカーで、このメーカーのものでは最上級製品で、
エアバギーと同じアルミフレームで、下位機種のSportsより値段も高い。

しかし、海外のサイトを中心に、根本的な安全性に疑問を生じさせる報告がビデオなどで報告されている。


まだまだ、ネットでの販売比重の高いPhil&Tedsにとって、これらの報告による信頼への傷は相当に大きいだろう。

Phil&Teds Vibe の新しい不具合ビデオ


一応、日本の代理店リボンハッカキッズには、6月を目処に改良型を発表の予定と聞いているが、本当に改良が出来るだろうか?


同じタイプの、お値段も同じレベルの3輪ベビーカー、エアバギーを現在使用しているが、
これは、相当に丈夫である。

例えば、これに2才3才の兄弟を乗せていても全く問題ない。
体重10キロの子供がベビーカーの上で跳ねても縫い目が解ける程度で、フレームは全く平気である。

ウチは相当に歩く家族であるが(子供連れで5キロくらい平気で歩く)、フレームや車輪などにブレは全く生じていない。


こんなに丈夫なエアバギーとPhil&Tedsを比べるとき、相当に不安に思えてくる。


まず、Phil&Tedsは前輪を片持ち式で車輪を支えている。
この構造では、相当にフレームが丈夫でないと衝撃でフレームの水平がずれてくる。

Sportsの場合、実際確かめてみたが、フレームは鋼鉄に近い剛性をもつフレームで作っている。
しかし、それでも片持ちの場合、3倍以上に頑丈な構造でないと、両支え式の構造に及ばない。

特に、Vibeはエアバギーと同じアルミフレームである。
写真で確認する限り、Vibeの片持ちフレームはエアバギーと同じ程度の太さしかない。

これでは、絶対にエアバギーと同じ丈夫さにはなりえない。

上にあげたビデオでの報告もさりならんと言う感じだ。


はっきり言って、最近はPhil&Tedsがそれほど魅力的に見えなくなってきた。


少なくとも、Phil&Teds Vibeは前輪支えを両持ち式にしなければダメだ。

そして、ブレーキの方式も、同社のマウンテンストローラーやエアバギーのように自転車式のブレーキにする必要がある。

今度の改良で、その2点が改良されていなければVibeを買うことは出来ない。


製品自体も中国で製造されており、製品管理がしっかりできいないとアルミの溶接やベアリングの精度も心配である。

エアバギーなら、中国での製品品質が悪ければ「日本で調達するか」と言えるが、ニュージーランドのPhil&Tedsでは自国では調達できない。

もちろん、英語圏の国なので、世界での調達の道はあるが、やはり、電話帳で調べれば部品工場が見つかる日本との差は大きい。


エアバギーがPhil&Tedsのダブルキットと同じ方式のベビーカーを出してくれれば即買いなんだけどな。。


続き(最終決着)



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