自作デカールでミニ四駆製作(他プラモデルでも応用可)
自作デカールでミニ四駆製作(他プラモデルでも応用可)
自作デカールをより深く試してみました。
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目次
デカール印刷作成の注意点(追加)
使いにくい場面、使いやすい場面
下地の色が黒や濃い色の場合は発色されない
曲面や複雑な形の部分には貼りにくい
ミニ四駆付属シールは優れている
自分だけのデザインを目指すなら自作デカールは◎
シール・ステッカーの用紙もあるよ
付属のシールの方が手軽、全体クリア仕上げなど表面処理にこだわるとき、独自ロゴなどに使いたい
デカール印刷に関しては以前の記事
自作デカールを試してみた→とっても良かった クリアスライドデカール | サイバーネット神戸公式サイト
で書いたように印刷設定を注意して行いました。
追加の注意点
デカールをクリアコートする
レーザープリンタでの印刷はデカールの上にトナー(粉状のインク)をのせて熱でつけるので、トナーはとれやすいです。
実際、今回のデカール使用中、コートしていないデカールを貼って綿棒などでデカールをこすると、トナーがはがれてしまいました。デカール自体は強度も高く破れにくいのですが、トナーの接着力が弱いのでモールドに沿わせるためにこすると色は取れてしまいます。特に、白の車体色のヤリスに黒のデカールを貼った場合、モールドの角の部分などの剥げが目立ちます。
失敗後、今後はクリアコートしてから使用しました。クリアはラッカー系を使用しましたが、デカールは溶けたりせずしっかりクリア出来ました。クリアコートすると多少こすってもトナーはとれませんでした。
自作デカールの場合は、使用前にクリアコートするのがおすすめです。
今回、改めて自作デカールを使ってみて、このデカールには使いやすい部分と使いにくい、適さない部分がありました。
下地色が黒に近い場合、濃い場合
デカールを貼る下地色が黒や濃い色の場合はほとんど使用できません。レーザープリンタで印刷する仕組みなので、白色そのものは印刷できないからです。
元々白ベースの用紙なら白色が表現できます。
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のように元々白色を印刷してあるデカール用紙を使えばこの問題も回避できるかもしれません。
インクジェットは元々水に弱いので、クリアコートが肝になると思います。
今度試してみようと思っています。
逆に、車体色が白など明るい部分には使用しやすく、黒の発色(不透明度)も十分でした。
白の車体色の場合、デカールのトナーがこすれて、デカールの外に着く場合がありました。ここは注意です。
曲面が多い部分には貼りにくい
曲面や複雑な形状の部分には貼りにくいと思います。これはデカールが少し厚くてかたいためです。曲線に合わせてなじませようとするとしわが出来ます。マークソフターでもなかなか柔らかくならないので、電子レンジで温めた布で押し付けるとしわになりました。
このあたりの癖は一般のスライドデカールとの違いになります。
キャノピーの枠などの再現には使用しにくいのではないでしょうか。
逆に、表面積が広くてもまっすぐな部分には貼りやすいです。破れにくいので多少引っ張っても動かせます。車のウィンドウの部分には使用しやすかったです。
ミニ四駆付属のシールも優れている
今回、ミニ四駆のGRヤリスとNEO VQSを作製しました。
ヤリスは白色、NEO VQSは黒なので、下地色の影響は比較しやすかった。結局、NEO VQSの黒のボディにはデカールを使える部分がなくて、全て付属のシールを貼りました。
付属のシール、とても良かったです。シールも進化しています。
元々スケールモデル専門なので、シールと言えば子供向けのおもちゃのようなプラモデルに付属していたものしか知らなかった。
「シールなんて!」と侮っていました。
すみません(>_<)
まず、相当に薄いです。
シールの端もほとんど目立ちません。
それに接着力が強いです。しっかりついてめくれることはないでしょう。
それと、シルバーや明るい色の発色が良いです。黒の車体色の上にこれだけ輝く銀色を再現するにはシールしか出来ないです。
それに、お手軽です。
はっきり言って、私の腕では、塗装でシールの完成度を超えるのは難しいです。
マスキングやクリアコートの手数を考えると、デカールでシールを超える表現をするには、デザインや色を選ぶと思います。
基本色が明るくて、曲面などが少なく、ロゴなどが主体のデザインであれば自作のデカールは活躍できると思います。
手軽にプラモデルを楽しみたければシールを使うのが良いと思いました。
もちろん、独自のデザインを目指すなら自作デカールは強い味方になります。印刷できるシールもありますが、厚みが薄いので、デカールの方が仕上がりは良いでしょう。自分の好きなデザインを表現したければ自作デカールはおすすめです。
シール・ステッカーの用紙もある
なお、シール・ステッカーの印刷用紙もあります。
試したことはありませんが、手軽に自分好みに仕上げるなら試す価値があると思います。
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