2024年夏アニメ 「負けヒロインが多すぎる」は良い作品でした

日本アニメの最強レベルの制作陣をそろえて、良いアニメを作ろうと意図して、その通り作ってしまうのが、今のアニプレックスの凄いところ。
プロデュースがうまく機能している証拠だ。

もちろん、NETFLIXやAmazon Primeなどからの莫大な製作費が供給されて、潤沢な資金環境が日本のアニメ業界を底上げしているのは確かだ。
だた、それだけではない。需要に応えられるだけの才能ある人材が日本のアニメ業界に存在していたということである。

負けヒロインが多すぎる、略して「マケイン」というらしいが、1話しか見ていないが、演出が素晴らしい。
監督「北村翔太朗」? 聞いたことがないが、
ジブリ作品や攻殻機動隊、京都アニメーションなどの遺産をしっかり引継ぎ、自分のテーマもしっかり描いている。
凄く才能のある監督だと思います。

おそらく、色々なちょっと悲しい少女キャラを登場させつつ、
主人公の男性キャラとの恋愛劇になるのだと思うが、どこの誰かも分からないイケメンの幼馴染みに一途に恋する、あか抜けない少女に、
視聴者が恋するかどうか、いや、この子に恋をせずにいられるのかを1話目から挑戦していた。

負けヒロインだから、少し陰のあるあか抜けないキャラクターでありながら、
最終場で涙するシーンでは、圧倒的なヒロインオーラを放っていた。
この表現の幅がこの作品を決定づけている。

キャラクターデザインと各キャラの演出が見ものでした。

今日初めて1話だけを見ただけですが、期待を超える良作でした。
アニメ好きは必見です。

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